ご主人のミトコンドリアは…除去されています😱
こんにちは。よしひろウィメンズクリニックの食べること、寝ることが大好きな助産師 嘉代です!
意味わからん💦何の話?ってなりますよね?
まずはふとよぎった素朴な疑問から👇
地球上に1番最初に誕生したヒトは、男なのか?女なのか?と、考えたことありませんか?
現代では、ジェンダーレスが主流ですので男女に分けて考えるのも時代遅れかもしれませんが、あくまでも生物学的に👫
旧約聖書には、神が土からアダム(男)を創り、アダムのあばら骨からイブ(女)を創ったと記されています!
土?骨? 何でやねんっ!!!
アダムのあばら、どないなってんねんっ!!
て関西の方は言いたくなる気持ち、わかりますw
(熱心に信仰されてる方、ごめんなさい🙇)
では仮にそうだったとして、現代までヒトが存在しているということは、先祖はアダムとイブになるのか?人類皆兄弟なのか?
ヒトは多くの細胞が集まってできています。
生きていくにはエネルギーが必要です!そのエネルギーを生み出すのが細胞の中にある、細胞小器官の1つ”ミトコンドリア”です🧪
ミトコンドリアは卵子にも精子にも存在しますが、私達の体にあるミトコンドリアは母親由来のものです!
「俺のミトコンドリア、どこ行っちゃうの?」ってご主人達は思いますよね?
なぜ精子由来のミトコンドリアは消えてしまうのか?について、
群馬大学と徳島大学の共同研究で、除去される仕組みを発見した🔍と2024年に発表しています!
イギリスの科学雑誌「NATURE」にも掲載されています📖✨
以前は、ヒトが母親由来のミトコンドリアしか持っていない理由について、受精の時に精子の頭部は卵子に侵入するけど、ミトコンドリアのある中部から尾部は侵入できない為と言われていました。
私はこの説にものすごく納得していましたが🧐
新たな発見では、卵子に父親由来のミトコンドリアが侵入すると、ある特殊なタンパク質が集まって取り囲み、自食作用で分解除去すると発表しています!しかも、受精後30秒以内に父親由来のミトコンドリアを発見して取り囲むそうです。
皆さんが頑張って採卵した卵子の中で、受精後30秒の間にそんなことが起こっているって、なんだか不思議ですね。
その様子は顕微鏡で見えるのか?特殊な染色的なコトをしないと見えないのか?
いつか培養士に聞いてみたいと思いますw🔬
改めてヒトの体ってすごい!そして奥が深い🤨
医学は新たな発見でどんどん進化しています🧪
私は学生の頃から、看護の勉強よりも解剖生理学という分野が好きという変わり者でしたので、こういう新たな発見はワクワクします😀✨
冒頭の素朴な疑問に戻ると、
ヒトが生存するには母親由来のミトコンドリアが必要なはず!
神が作ったとされるアダム(男)がヒトとして生存するには、母親由来のミトコンドリアが必要!
だとするとアダムの中のミトコンドリアを調べたら、人類最初の母親がわかるのかもしれませんね🤱🔍
※ご主人!
母親由来のミトコンドリアを与えてくれたお母様と、将来お子さんにミトコンドリアを与えてくれる奥様に、心から感謝の意をお伝えくださいw
最後までお読みくださり、有難うございます!
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