自分の心と体に無頓着にならない

「自分自身を大切にしてほしい」

こんにちは。
よしひろウィメンズクリニック看護師の井上です。


不妊治療の現場にいて感じることがあります。
不妊治療は想像以上に過酷であり、心も体もギリギリの状態で通院されている方が少なくないということ。


「今は立ち止まっている場合じゃない」
「弱音なんて吐いてる場合じゃない」
「今は頑張るしかないんだ!仕方ない・・・」

このように無理に無理を重ねている方も少なくないはずです。

そんなふうに走り続けているうちに、自分の心や体が何かを訴えていても、それに気づけなかったり、気づいても「仕方ない」と見て見ぬふりをしてしまうことがあるんですよね。

だんだんと自分が何をどう感じ、本当はどうしたいのかを見失ってしまう。
悲しい。

かつての私自身がそうでした。 

30代の頃、心臓の病気をして体調を大きく崩したという経験があります。
最先端の治療を受け、できることは何でもやったのですが、簡単には体が変わることはありませんでした。

結果、数年間体調の悪い時期が続いてしまったんです。
(どうやって体調を整えたのか、ということはまた別の記事で書きたいと思います)


自分の病気を振り返ると、激務をこなす中で、心や体の悲鳴にまったく耳を傾けていなかったんです。

「看護師だから仕方ない」
「どうせ私なんかこんなもんだ」

と、自分自身を後回しにすることが当たり前になっていました。

でも、そうやって自分に無頓着でいることは、見えないダメージを心と体にじわじわと与えることになるんですよね。
その蓄積は、いずれ「限界」として表れます。

私の場合は、そこから回復するまでにとても時間がかかりました。

どれだけ長い間、自分を無視し、ごまかし、雑に扱ってきたか、
それが長くなればなるほど、そして深ければ深いほど、回復にも時間がかかることに気づいたのです。

だからこそ、今、もしあなたが全力で治療に向き合っているとしたら、時々自分の心と体に目を向けてほしいなと思うんです。

「しんどい」「つらい」って思ってもいい。

いったん立ち止まって、深呼吸して、「私は十分頑張ってる」って、自分自身をねぎらう言葉をかけてあげてください。

それは決して甘えでも、弱さでもないのですから。

自分とつながる時間を、忘れないでほしい
あなたはとっても大切なんだから。
これに尽きます。

コレクションの石
見ていると自然と元気になる

きっと大丈夫!
最後までお読みくださり、ありがとうございます。

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