40代の体外受精、何回目で成功する?当院の妊娠率を高める治療も紹介
年齢を重ねるほど妊娠しにくくなるとよく耳にするのではないでしょうか。
実際、日本産科婦人科学会のデータや当院の治療成績でも、年齢を重ねるほど妊娠率は低くなる傾向があります。
40代で体外受精を始めたときに何回目で成功するのか気になりますよね。
今回は、40代の体外受精で何回目に妊娠するかの考え方や、妊娠率を高めるためのよしひろウィメンズクリニックでの治療についてご紹介します。
これから治療を始めようと考えている方、現在治療を進めていていつまで治療を続けようかとお悩みの方は、ぜひ参考にしてくださいね。
体外受精の治療回数は患者さまによって異なる
体外受精で妊娠するかについては、患者さまの体調や胚のグレードなど、さまざまな要因によって決まります。
そのため、1回の体外受精で妊娠する方もいれば、複数回治療をおこなってもなかなか妊娠に至らない方もいます。
2026年9月現在「〇回体外受精をおこなったから妊娠した」という具体的で客観的なデータは存在せず、患者さまによってケースバイケースというのが正直なところです。
何回目で妊娠するかの指標【累積妊娠率】とは
体外受精では、「累積妊娠率(るいせきにんしんりつ)」という考え方もあります。
これは、複数回胚移植をおこなうことで最終的に妊娠に至る確率を示したものです。

例えば、1回あたりの妊娠率が30%の場合、100組のカップルが不妊治療をおこなうと30組が妊娠に至ります。
妊娠判定が陰性だった70組の方が2回目の治療に進み、そのなかから30%のカップル、つまり21組のカップルが妊娠に至ります。
ここまでの2回の体外受精で妊娠に至ったカップルは、最初の30組とあわせて51組になります。
3回目の治療には、まだ妊娠に至っていない49組が進みます。妊娠率30%で計算すると、49組のうち15組が妊娠に至ります。
ここまでの治療で妊娠に至ったカップルは、51+15組で、66組になります。
このように理論上は、体外受精を進めるごとに妊娠に至るカップルは100%に近づきます。
しかし現実にはさまざまな要因が関係するため100%になることはありません。
今回のテーマである「体外受精は何回目で妊娠するか」を考えるうえで、累積妊娠率はとても重要な指標ではありますが、日本産科婦人科学会では正式なデータを公表していません。
また、クリニックによっては累積妊娠率を公表しているところもありますが、クリニックごとに以下のように計算方法が異なっているケースがみられます。
・1人の患者さんを追跡した累積妊娠率
・クリニックでの治療回数を合算して計算した累積妊娠率
どちらの計算方法が優れているということはありませんが、計算方法が違うと単純に治療成績の比較をすることはできないため、累積妊娠率のデータをみるときには注意が必要です。
よしひろウィメンズクリニックの累積妊娠率への考え
さきほどお話ししたように、体外受精を続けていけば、妊娠する可能性は確かに高まります。
しかし、体外受精を長く続けると、患者さまの体と心、そして経済的な負担があります。
例えば治療中は、さまざまなお薬の投与や自己注射、通院で体の負担があります。
通院スケジュールを合わせるための家庭や仕事との調整が必要ですし、もしも妊娠に至らなかった場合の心のダメージは大きなものです。
そして体外受精が保険適用になったとはいえ、治療費も高額ですよね。
そのため、よしひろウィメンズクリニックではできるだけ少ない回数で結果につなげることを目指して治療を進めております。
※年代別の詳細な治療成績については、初診時に詳しく説明させていただいております。
より詳しく知りたい方は、ぜひ当院にご相談ください。
少ない回数で結果につなげるために、よしひろウィメンズクリニックでは、さまざまなアプローチで妊娠を成立させるための治療をおこなっています。
ここからはよしひろウィメンズクリニックでおこなっている体外受精の治療についてご紹介します。
妊娠率を高めるためのよしひろウィメンズクリニックでの取り組み

よしひろウィメンズクリニックでは、1回の治療で妊娠につなげるために次のような治療法を取り入れています。
最適な排卵誘発・採卵法の選択
患者さま一人ひとりは、実年齢だけでなく、卵巣年齢、ホルモン値、これまでの治療成績は違います。
よしひろウィメンズクリニックでは治療開始前に患者さまからの十分なヒアリングと検査をすることで、患者さま一人ひとりに合わせた方法で排卵誘発や採卵をおこないます。
子宮鏡下子宮腔内洗浄
子宮に細いカメラを挿入し、子宮内を観察しながら子宮内を洗浄します。
子宮の状態を映像で確認しつつ、検査ではわからなった着床を妨げる原因を洗い流す目的があります。
胚移植を複数回おこなっても妊娠せず、その原因もわからない場合に第一選択になる治療法です。
子宮内膜スクラッチング
子宮内膜という、受精卵が着床する部分に小さな傷をつける方法です。
この傷が修復するときに着床に適した環境が整うと考えられています。
SEET法(受精卵由来因子注入法)
体外受精で胚を培養するとき、胚は培養液のなかで過ごしますが、この培養液には、胚が成熟する過程で着床に関与する物質が溶け出します。
そのためSEET法では、培養液の一部を胚とは別に凍結保存し、胚移植の数日前に子宮内に注入します。
慢性子宮内膜炎の検査・治療
慢性子宮内膜炎は、子宮のなかで継続的におこる炎症のことで、自覚症状がほとんどなく気づきにくいものです。
しかし慢性子宮内膜炎があると着床の妨げになると考えられています。
そのため、慢性子宮内膜炎の検査では子宮内膜の組織を少量採取し観察することで炎症があるか確認します。
炎症が見られる場合には、抗生物質で治療します。
ERA検査(着床の窓の個別化)
着床の窓とは、子宮が胚を受け入れて着床する期間のことです。
一般的には排卵後5日目に着床の窓が開き、その後数日間持続すると考えられていますが、患者さまによってはこの期間がずれている場合があります。
ERA検査では着床の窓が開いている期間を調べ、最適なタイミングで胚移植ができるようにします。
タイムラプスインキュベーター
受精卵が胚に成熟する間、継続的にカメラで成長を観察する方法です。
成熟した胚だけでなく成長過程も観察することで、より良質な胚を選ぶことができるようになります。
よしひろウィメンズクリニックの治療については他のページもご覧ください
このように、よしひろウィメンズクリニックではさまざまな治療法を組み合わせることで、患者さまに少ない回数での治療で結果を出すことを目標としています。
それぞれの詳しい治療法についてはこちらもご覧ください。
40代の体外受精で気をつけたいことは、「40代の体外受精で気をつけたいポイント|成功率・リスク・妊娠に近づくための対策」でもまとめています。
40代の体外受精もよしひろウィメンズクリニックにご相談ください
40代が体外受精をおこなって、何回目で妊娠するという確証はありません。
だからこそ1回1回の治療を大切にして、少ない回数で結果につなげることが大切だと、よしひろウィメンズクリニックでは考えています。
40代で今後の体外受精や不妊治療をどうするかお悩みのかたは、ぜひよしひろウィメンズクリニックにご相談ください。
当院スタッフが全力で治療を進めてまいります。