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コラム
2026.10.19

体外受精で保険適用になる回数制限とは?2人目の治療はどうなる?

体外受精で保険適用になる回数制限とは?2人目の治療はどうなる?

2022年4月に体外受精が保険適用になりましたが、実はすべての人が保険適用になるわけではありません。

体外受精の保険適用には年齢制限と回数制限があり、この条件をクリアする必要があります。

また、体外受精はたくさんのステップがあるため「どのタイミングで1回とカウントされるの?」と疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか。

今回は、体外受精を保険適用で受けるための回数制限について解説します。

年齢ごとの回数制限や、治療のどの段階まで進んだら1回にカウントされるのか、第二子以降の体外受精での治療回数について詳しくご紹介するので、ぜひ参考にしてくださいね。

体外受精が保険適用になる回数は年齢で異なる

保険適用で体外受精の治療を受けるためには、女性は治療開始時の年齢が43歳未満でなければなりません。

つまり42歳までに治療を開始すれば、年齢制限の条件はクリアすることになります。

ただし42歳以下であっても、治療開始年齢によって保険適用になる回数が異なります。

これが保険適用の回数制限です。

回数制限は次のように決められています。

治療を始めた時の女性の年齢回数制限(1子ごと)
39歳まで6回
40~42歳3回

39歳までに治療を開始すれば、治療が長引いても6回までは保険適用で治療を受けることができます。

一方、40歳を過ぎてから治療を開始すると、保険適用での治療は3回までとなります。

採卵で1回?移植で1回?保険適用になる体外受精の数え方

体外受精で保険適用になる回数制限とは?2人目の治療はどうなる?

年齢ごとの回数制限はわかりましたが、体外受精ではたくさんのステップがあるため、どのタイミングで1回とカウントされるのか気になりますよね。

体外受精の保険適用におけるカウントは、胚移植をおこなったタイミングで1回と数えられます。

ここから、具体的な事例を見ながら、どのタイミングで1回とカウントされるのか具体的に見ていきましょう。

①   採卵~胚移植をおこなった場合

採卵~胚移植をおこなった場合

はじめての体外受精などで採卵からスタートし、そのままの流れで胚移植をおこなう場合、胚移植をおこなった時点で回数制限の1回がカウントされます。

胚移植をおこなう前に前処置や採卵で複数回通院が必要になりますが、その際の通院は回数制限にカウントされず、保険適用での治療が可能となります。

②   凍結胚を移植する場合

凍結胚を移植する場合

以前の採卵で複数個の受精卵を凍結保存していた場合、次の治療は凍結胚移植からスタートすることができますよね。

この場合、凍結胚移植をおこなうごとに1回とカウントされます。

③   採卵したが卵子を採取できなかった場合

採卵しても、残念ながら卵子を採取できないこともあります。

この場合は胚移植をおこなっていないため、保険適用の回数制限のカウントには含まれません。

④   採卵したが凍結胚を得られなかった場合

採卵で卵子を採取できても、残念ながら凍結まで至らないこともあります。

この場合も胚移植をおこなっていないため、保険適用の回数制限にはカウントされません。

⑤   胚移植が中止になった場合

胚移植をおこなう際には、移植前に体調を整えたりタイミングを見計らったりするために何度か通院する必要があります。

この通院中、何らかの事情で胚移植が中止になることもあります。

この場合も胚移植はおこなっていないため保険適用の回数制限にはカウントされません。

⑥   採卵1回と凍結胚移植3回おこなったが妊娠が成立せず、再度採卵~凍結胚移植をおこなう場合

採卵1回と凍結胚移植3回おこなったが妊娠が成立せず、再度採卵~凍結胚移植をおこなう場合

1度の採卵で複数個の胚盤胞が得られ、それらを移植しても残念ながら妊娠が成立しないこともあります。

治療を継続する際には、再度採卵からのスタートとなります。

このとき、患者さまの治療開始年齢が39歳以下であれば、次の採卵や胚移植も保険適用での治療が可能です。

一方、患者さまの年齢が40~42歳であれば回数制限の3回を使い切ってしまっているため、2回目の採卵から自由診療での治療となります。

第二子以降の体外受精では、保険適用の回数制限がゼロからになる

保険適用での体外受精で無事出産した後、第二子以降の治療を受ける方もいらっしゃるでしょう。

保険適用の回数制限は子ども1人あたりに設けられているため、第二子以降の治療では回数制限のカウントがゼロに戻ります。

次のお子さんの治療を開始する際の女性の年齢によって、39歳までなら6回、40~42歳であれば3回保険適用で体外受精の治療を受けることができます。

体外受精を保険適用で受けるため、回数制限をしっかり確認しましょう

今回は、体外受精を保険適用で受けるための回数制限について解説しました。

体外受精は、患者さまの治療開始年齢によって3回または6回保険適用で治療を受けることができます。

1回とカウントされるタイミングは胚移植をおこなった時点で、採卵や胚移植が中止になったタイミングでは1回とカウントされません。

また、第二子以降の不妊治療を開始する場合は、回数制限のカウントはリセットされ、改めて3回または6回保険適用で治療を受けることができます。

今回の解説をご覧になって、理解が深まった方もいれば、難しく感じた方もいらっしゃるでしょう。

体外受精の保険適用についてより詳しく知りたいとお感じになった方は、ぜひ一度よしひろウィメンズクリニック上野院にご相談ください。

当院スタッフが患者さまのお話しや疑問をうかがい、患者さまが不妊治療についてご納得されてから治療に踏み出せるよう、サポートしてまいります。

保険が使える条件そのものは「体外受精で保険適用になる条件とは?」で、助成金を使える回数は「39歳以下と40~42歳で何が違う?不妊治療の助成回数と後悔しない治療計画を解説」で解説しています。

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