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体外受精(IVF)の出産予定日はどう決まる?自然妊娠との違いや計算方法を解説

体外受精(IVF)の出産予定日はどう決まる?自然妊娠との違いや計算方法を解説

体外受精(IVF)で妊娠した場合、「出産予定日はどうやって決まるの?」「自然妊娠と計算方法は違うの?」と疑問に感じる方も多いのではないでしょうか。排卵日や最終月経を基準にする自然妊娠とは異なり、体外受精(IVF)では受精や胚移植の日が明確なため、予定日の考え方にも特徴があります。

この記事では、体外受精(IVF)における出産予定日の決まり方や計算方法、週数のズレが起こる理由について分かりやすく解説します。

出産予定日とは?

出産予定日(分娩予定日)とは、赤ちゃんが生まれると予測される日を指します。この出産予定日は妊娠期間中に妊婦健診のスケジュールを決めたり、胎児の発育を評価したり、分娩時期の判断したりする重要な指標です。

通常は最終月経日や排卵日を参考に算出し、40週0日(280日目)を出産予定日として決定します。排卵日が特定できない場合は、おおよその予定日を決めつつ妊婦健診中に修正されることがあります。

ただし、体外受精(IVF)の場合は、胚移植日がはっきりするため正確な出産予定日が算出できるのが特徴です。

体外受精の出産予定日はどのように決まる?

体外受精(IVF)の出産予定日は、胚盤胞の場合は胚移植をした日の5日前を排卵日とみなして計算します。

排卵日が移植日の5日前になるのは、移植する胚の成長が関係しているためです。体外受精(IVF)では、採卵をして精子と受精させた胚を5〜6日程度培養します。この間に受精卵は細胞分裂を繰り返しながら、初期胚(2〜3日目)→桑実胚(4日目)→胚盤胞(5〜6日目)と成長していきます。

移植をする胚の多くは培養5日目あるいは6日目の胚盤胞です。そのため、胚移植日の5日前を排卵日として考えるのが一般的です。排卵日を妊娠2週0日としてカウントし出産予定日を決定します。

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出産予定日の計算例

例えば、2025年12月20日に胚移植をした場合、排卵日は5日前の12月15日と考えます。

この日を妊娠2週0日として数えるため、出産予定日は残り38週後の2026年9月7日が予定日となります。

ただし、体外受精(IVF)の出産予定日は自然妊娠よりも正確に計算できますが、妊娠初期の胎児の成長速度は個人差があります。そのため、健診中に出産予定日が修正される可能性があることを理解しておきましょう。

通常の出産予定日の決め方は?

体外受精(IVF)の場合、移植日をもとに排卵日と出産予定日を算出しますが、自然妊娠や人工授精の場合は別の方法で出産予定日を算出することがあります。ここでは、出産予定日の3つの算出方法を紹介します。

最終月経の開始日から算出|月経後胎齢

通院せず自然妊娠で授かった場合、排卵日が特定できないケースがよくあります。そうした場合は、最後に月経を開始した日(生理が始まった日)を妊娠0週0日として280日後を出産予定日にします。

ただし、これは月経周期が28日であることが前提となっています。正常な月経周期は25〜38日であるため、正確な出産予定日は超音波検査を複数回行った上で決定するのが一般的です。

排卵日から予測する|受精後胎齢

人工授精や体外受精(IVF)の場合は、排卵日から出産予定日を算出します。人工授精や体外受精では治療の特性上、排卵日がはっきりするため、排卵日を妊娠2週0日としてカウントします。

ただし、前述の通り胎児の成長によって最終的な出産予定日は変更になることもあります。

確定するのは妊娠13週6日までの医師が行う超音波検査

正式な出産予定日が確定するのは妊娠13週6日までの妊婦健診です。

多くの場合は、妊娠8〜10週頃の頭殿長(CRL)から決定されます。この時期に超音波で計測されたCRLの値は±3.9日の誤差で、実際の妊娠週数との差が少ないためです。

クリニックによっては、排卵日が特定できて胎児の成長も順調であれば、もう少し早く出産予定日が確定することもあります。出産予定日が確定して、医師からのGOサインが出たらお住まいの市町村の役所で「母子健康手帳」を受け取りましょう。

体外受精(IVF)の妊娠・出産で知っておきたい基礎知識

体外受精(IVF)で妊娠したら、喜びと同時に「無事に出産できる?」と新たな不安が生まれるかもしれません。ここからは体外受精により妊娠・出産でよくある質問をまとめました。

体外受精(IVF)でも週数のズレは起きる?

体外受精(IVF)でも妊娠週数のズレが起こることはあります。これは、胎児の成長スピードに個人差があるためです。成長がゆっくり、あるいは早くなることで数日から1週間程度のズレが出ることがあります。

また、着床のタイミングの差もあり、出産予定日が変更になる可能性があります。移植してすぐに着床する場合や、数日経ってから着床する場合では成長速度に差が出るため、成長に差がでることがあります。

出産予定日と赤ちゃんが生まれる日が違うことはある?

よく「出産予定日に赤ちゃんが生まれる」と勘違いされる方がいますが、実際には必ずしも出産予定日ぴったりに赤ちゃんが生まれるわけではありません。

正期産は妊娠37週0日〜41週6日で、多くの赤ちゃんはこの時期に生まれます。出産予定日よりも早くなったり遅くなったりするのは、赤ちゃんの成長スピードの違いや母体の体質、初産か経産かなどの違いがあります。

そのため、出産予定日に生まれなくても問題がない場合がほとんどです。

体外受精(IVF)はハイリスク妊婦に該当する?

ハイリスク妊婦とは妊娠・出産・産後で母体や胎児、新生児に健康上の問題や深刻な合併症が発生するリスクがある妊婦のことです。

体外受精(IVF)で授かった人すべてがハイリスク妊婦になるわけではありません。ただし、以下の場合にはハイリスク扱いになる場合があります。

  • 高齢妊娠(35歳以上)
  • 高度肥満や低身長
  • 不妊の原因となる子宮・ホルモン・糖尿病や心疾患などの内科疾患などの持病がある
  • 双子や三つ子などの多胎妊娠である

ハイリスク妊婦の場合は、必要に応じて総合病院や大学病院などの設備が整った病院で妊婦健診を受けるのが望ましいでしょう。

まとめ

体外受精(IVF)の出産予定日は、胚移植日や胚の発育段階をもとに計算されるため、自然妊娠よりも起点がはっきりしています。ただし、予定日はあくまで目安であり、実際の出産日は前後することがほとんどです。

週数に多少のズレが生じることも珍しくありませんが、多くの場合は心配する必要はありません。正しい知識を持ち、不安な点は医師に相談しながら、安心して妊娠期間を過ごすことが大切です。

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