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着床しない原因はなに?-タイミングは合っているのに、どうして妊娠しないの?-

着床しない原因はなに?-タイミングは合っているのに、どうして妊娠しないの?-

タイミングを合わせて妊活しているのに、なかなか妊娠しない。
「排卵時期も合っているはずなのに、どうして?」と不安に感じているカップルも多いのではないでしょうか。
妊娠は、卵子と精子が出会って受精するだけでは成立しません。胚が育って子宮内膜にたどり着き、着床することで妊娠成立へつながります。
たとえば、受精まではうまくいっていても、その先の過程でつまずいている可能性も考えられるのです。
この記事では、着床の基本的な仕組みとともに、妊娠に至らない原因として考えられるポイントをわかりやすく解説します。
不安を整理し、次の一歩を考えるヒントとしてお役立てください。

着床とは?妊娠が成立するまでに起こること

妊娠は、「受精」しただけでは成立しません。
卵子と精子が出会い受精したあと、胚(受精卵)が子宮内膜にもぐり込み、「着床」という過程を経て、はじめて妊娠が成立します。図を見てみましょう。

排卵によって卵巣から飛び出した卵子は、卵管で精子と出会うことで受精卵(胚)となります。胚は細胞分裂を繰り返しながらゆっくりと子宮へ運ばれ、受精から5〜6日ほどかけて子宮に到達します。
そして、子宮内膜が胚を受け入れる状態に整っているタイミングで、胚が内膜にもぐり込み、着床が成立します。


着床が起こると、妊娠反応(hCGの分泌)が見られるようになります(この段階は生化学的妊娠と呼ばれることもあります)。その後、超音波検査で胎嚢や心拍が確認されて、妊娠成立(臨床妊娠)と診断されます。


この一連の流れは、排卵からおよそ1週間前後で起こりますが、すべての条件が適切に重なったときにのみ成立する、とても繊細なプロセスです。

つまり、受精までは問題なく進んでいたとしても、その後の発育や子宮内の環境によっては、着床しない、あるいは妊娠に至らないこともあります。

妊娠に至らない背景には、「卵子と精子の出会い」から「着床」に至るまでのあいだで起きている、さまざまな要因が関係していると考えられます。

着床しないのはなぜ?主な原因

(1)そもそも受精しているの?
「タイミングを合わせているのに妊娠しない」と感じているとき、まず考えたいのが、そもそも卵子と精子が出会い、受精が起こっているかどうかです。
排卵を意識して性交のタイミングをとっていれば、卵子と精子が出会い、受精が起こっていると考えがちですが、実際には出会えていないこともあります。
たとえば、排卵のズレ、精子の状態、頸管粘液の状態、卵管采の働きなどによって、卵子と精子がうまく出会えないことがあります。
また、卵子と精子が出会っていたとしても、受精が成立しにくい場合もあります。
こうした過程は体の中で起きているため、自然な形で妊活をしている場合には、実際に受精しているかどうかを確認することができません。
そのため、「うまくいっているはず」と思っていても、見えないところでつまずいている可能性もあるのです。

(2)胚(受精卵)に問題がある?
卵子と精子が出会い受精したあとも、胚の発育が順調に進まなければ、着床にはつながりません。
胚の発育には、染色体の状態に加えて、胚が発育するためのエネルギーも関わっています。
このエネルギーは主に卵子に含まれるミトコンドリアが担っており、その数や働きが十分でない場合、受精しても分割がスムーズに進まないことがあります。これには、卵子の質が大きく関わっていて、年齢の影響を受けやすいとされています。
また、胚の状態は卵子だけでなく精子の影響も受けます。精子の状態によっては受精が完了しなかったり、胚の発育に影響が出ることもあります。このような複数の要因が胚の発育に関係しています。
こうした変化は体の中で起きているため、自然妊娠の場合には、実際に何が起きているのかを確認することはできません。

(3)着床に適した環境になっている?
胚が子宮にたどり着いても、子宮内膜が受け入れる状態に整っていなければ、着床は起こりません。
着床が起こるためには、子宮内膜の厚さや状態、子宮内の環境が適切であることが重要です。
子宮内膜は、卵胞の発育にともなって分泌されるエストロゲン(E2:卵胞ホルモン)の作用で厚みを増し、排卵後はプロゲステロン(P:黄体ホルモン)によって、胚を受け入れる環境へと整えられます。
しかし、内膜が十分に厚くならなかったり、環境が整っていなかったりすると、着床しにくくなることがあります。
また、子宮内にポリープや筋腫がある場合や、子宮の形に異常がある場合(中隔子宮など)には、胚の着床スペースが妨げられることがあります。
さらに、慢性子宮内膜炎など子宮内膜に炎症がある状態や、子宮内フローラのバランスが乱れている場合も、着床に適した環境を保ちにくいと考えられます。

(4)ホルモンバランスは整っている?
妊娠が成立するまでには、射精、排卵、受精、着床といった段階があります。
それぞれの段階において、精子や卵胞の発育、排卵、子宮内膜の変化が、適切なタイミングで進むことが大切です。
こうした体の変化は、ホルモンの働きによって支えられています。
そのため、ホルモンの分泌が不十分であったり、バランスが乱れていたりすると、卵胞が十分に育たない、排卵が起こらない、子宮内膜が厚くならない、着床に適した環境に整わないといったことが起こることがあります。
また、ホルモンの影響は女性だけに限りません。精子の形成や成熟にもホルモンが関わっています。
このように、ホルモンバランスは男女ともに、着床が起こり、妊娠が成立するまでの一連の過程を支える重要な要素なのです。

(4)年齢や生活習慣も影響する?
妊娠に至るまでの過程は、年齢や日常の生活習慣にも影響を受けます。
女性は加齢とともに卵子の数や質が変化し、着床や妊娠成立の可能性に影響することがあります。
男性も加齢により、精子の質や精子をつくる力が変化することがわかっています。
また、睡眠不足や過度なストレス、喫煙などの生活習慣もホルモンバランスや精子形成、子宮内環境に影響を及ぼすことがあります。日常生活の見直しも大切です。

医療機関でできる検査と治療
妊娠に至らない原因があるかどうかを調べるために、医療機関ではいくつかの検査を受けることができます。
● 超音波検査
卵巣や子宮の状態を確認し、卵胞の発育や子宮内膜の厚さ・形を評価します。
● 子宮内の評価
ポリープや筋腫、慢性子宮内膜炎など、着床に影響する子宮の状態を調べます。
● ホルモン検査
排卵や卵巣・黄体機能などのホルモンの働きを確認します。またAMH(抗ミュラー管ホルモン)の測定を行い、卵巣に残された卵子の数を予測します。
● 精液検査
精子の数や運動率、形態などを調べ、男性側の妊娠への影響を確認します。

必要に応じて、検査結果に基づいた治療が行われますが、やりすぎず、体に負担がかからない範囲で進められるのが一般的です。

どのタイミングで受診すべき?
妊娠を希望していても、なかなか結果が出ない場合には、早めに医療機関に相談することが大切です。
受診の目安としては、
● 35歳未満:1年妊娠しなければ受診を検討
● 35歳以上:6カ月ほどで受診を検討
とされることが多いです。
また、妊娠の成立には個人差があるため、回数や期間だけで焦らず、早めの相談で体の状態を確認しておくことが安心につながります。
医療機関では、検査や生活習慣のアドバイスなども含め、妊娠の可能性を高めるサポートを受けることができます。
さらに詳しく体外受精について知りたい方は、よしひろウィメンズクリニックの体外受精説明会に参加すると、「なぜ着床しないのか」「どんな検査やサポートがあるのか」といった疑問が整理できます。
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妊娠に至らない原因はカップルごとに異なり、卵子や精子、胚、子宮内の環境、ホルモンバランス、生活習慣などさまざまな要素が関わっています。
自然妊娠の場合、どの段階で問題が起きているかを直接確認することはできません。結果から推測することも難しいため、一人で抱え込まず、早めに医療機関に相談することが安心につながります。
必要な検査やサポートを受けながら、着床や妊娠成立に向けて体を整えていきましょう。

体外受精について気になる方は、よしひろウィメンズクリニック 体外受精説明会で、「なぜ着床しないのか」や「どんな検査やサポートがあるのか」を整理してみることができます。
ぜひ、一度、おふたりでご参加ください。

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